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ようこそ長野県職員労働組合です

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5月1日メーデーの日に 「新たに県職労の仲間になられた皆さんへのメッセージ」 
2020-05-01
新たに県職労の仲間になられた皆さんへのメッセージ
長野県職労は「つながる」「ささえる」 皆さんとともにつくる労働組合です
長野県職員への入職おめでとうございます。
そして長野県職員労働組合に加入いただきありがとうございます。
皆さんは、学卒で初めて社会人になられた方、国や他の地方公共団体、民間等で働いておられた方など、様々な思いをもって長野県職員になられたことと思います。
さて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策については、長野県としても、かつて経験したことがない対応を余儀なくされています。もちろん職場に3密を作ることはできず、少ない人数で対応に追われ、職場・職員も疲弊しています。
例年であれば、4月にはそれぞれの職場において歓迎会を、県職労では各支部において激励会等を開催し、皆さんの長野県職員、そして県職労への仲間入りへの歓迎を形で示すことができていました。しかしながら、今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響から、現時点ではほとんど職場や県職労の支部・分会で歓迎会等が実施できておらず、先輩たちは大変申し訳ないと思っています。形で示すことができずとも、皆さんのことを心から歓迎していますのでどうぞご安心ください。
また、県当局が行う各種研修も、現時点では感染拡大防止の観点から集合形式の研修は規模や内容が縮小されています。県行政の基礎的知識も不十分なまま即戦力として現場で対応させられている方もいると思います。さらには同期同士の交流もままならず、外出も思うようにはできない状況で、相談したり愚痴を言ったりする相手もなかなかいないという方もいると思います。こうした状況の中、必死に働いている皆さんの心が、不安に押しつぶされ、県職員としての新たな生活への気持ちが折れそうになっているのではないかと心配しています。
新型コロナウイルス感染症のような世界的大流行した(パンデミック)感染症への対応は、100年前のインフルエンザ(スペイン風邪)の世界的大流行以来といわれています。9年前の東日本大震災の時も職場は大変でしたが、今回はそのレベルではありません。実のところ、多くの先輩たちも戸惑いと不安を抱えて日々の業務を行っているのです。
このような未曾有の状況の中だからこそ、私たち長野県職員労働組合は、組合員の皆さんが安心して職務に精励できるよう取組をしています。困りごとがあったら相談してください。どんな些細なことであっても、組合員一人ひとりの思いや気づきが働きやすい職場環境につながると考えています。休憩がてらちょっと書記局に立ち寄るだけでもいいです。本当は仕事以外のことも職場の先輩に聞ければいいのですが、忙しそうにしているとどうしても聞きづらいですよね。そんなときにはぜひ書記局に顔を出してください。いいアドバイスができると思います。
県職労は今年で創立から74年目を迎えます。古めかしく思うかもしれませんが、日々、世の中の動きに敏感に対応しつつ、基本的な理念からブレることなく、組合員の皆さんとともに取組を進めています。
昨年、世界で一番若く、かつ女性の首相がフィンランドに誕生しました。34歳で2歳の娘さんを持つ「マリン首相」です。隣国の70歳台の男性内相は、「売り子が首相になった」と揶揄し、欧米の英字紙は「『セールガール』とマリン首相の職業を軽んじ、あざけった」と報じました。マリン首相の生い立ちは、父親がアルコール依存症で、両親は自身が幼い時に離婚し、いわゆる貧困家庭で育ちながら大学を卒業されました(フィンランドは大学まで無償)。中傷に対してマリン首相は、「フィンランドを誇りに思う。ここでは貧しい家庭に生まれた子供でも教育を受け、多くのことを成し遂げられる。お店のレジ係だって首相になれる」とツイッターで切り返しています。世界の幸福度ランキングでは、フィンランドは連続1位、一方で日本は下降傾向にあって残念ながら58位です。男女格差報告書では153か国中、フィンランド3位に対し、日本はびっくりの121位です。
新型コロナウイルスという、目に見えない敵を「正しく」恐れ、長野県、日本、そして世界中が協力して対処していきましょう。そして、格差のない安心して暮らせる社会の実現に向けてともにがんばりましょう。
私たち長野県職員労働組合も全力で皆さんを応援することをお約束します
 
2020年5月1日 メーデーの日に     長野県職員労働組合 中央執行委員長 
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